データでみる 梅雨のあれこれ

データでみる 梅雨のあれこれ

データでみる 梅雨のあれこれ

こんにちは!
グリーンメイトです!

ここ北部九州は異例の早さで梅雨入りしています。
本来新緑が映え、気候も穏やかな5月も
なんだかジメジメとすっきりしないまま過ぎていきましたエール

お客様のお庭を手入れさせていただく我々にとって、この梅雨場は
仕事が捗らない、本当に頭が痛くなる時期です泣き顔

そんな中、
気象庁のHP で梅雨に関する統計を見つけたのでご紹介したいと思います。クール

今年九州北部の梅雨入りは5/15日でした
平年は6/4頃ですので、20日程早い梅雨入りで
1951年(70年前)からの 統計以降2番目に早い梅雨入りです驚き

ちなみに過去1番早い梅雨入りは 1954年の 5/13日 です
この年は梅雨明けも8/1とかなり長い梅雨で
梅雨時期の降水量も過去3番目に多いものでした驚き

また、もっとも雨量の多かった年は以外にも
昨年2020年で 平年の2倍近い雨量を記録しています。

ここ10年の雨量でいうと30年平均の108%と
多雨の傾向もでてきていますね困惑

さらに近年特徴的なのが、短時間にまとまって降る雨です
別の指標ではありますが1970年からの統計で

1時間の降水量のランキング(北九州)のTOP10のうち
実に1、2、4、5、7、9位と7項目はいずれも2000年台に入ってから記録されていますエール

1位は2013年7月3日に73㎜という猛烈なものでした!

この瞬間、私は屋外にいたのですが

ドーッ!ともゴーッ!ともつかない轟音と共に
『空が落ちてきた』と思うほどで
傘をさしてもヘソまで濡れたのを鮮明に覚えています困惑

このタイプの雨は川辺の鉄砲水や土砂災害を引き起こしやすく
近年の災害増加の要因でもあります。

造園屋っぽい事を書くと
戦後大量に植えられた『杉』 は加工面から建材としては優秀ですが
根がとても浅く、保地効果が弱い為、地滑りが起こりやすいです。
土砂災害の場面で見られるのはほとんどこの杉林だったりしま封印

反対に、世界遺産にも登録された白神山地等、日本の原生林に見られる
橅(ブナ)などは、巨大化し水分量も多い為、加工は難しいですが
繁茂しやすく根も広がる為、保地効果がとても高かったりします笑い

人の都合で、使い道が『無い木』 ➡ 『橅』 
という漢字になったいう説もあり、多くが伐採の対象となった木ですが、
実は自然の驚異から人を守ってくれていたりもするのです笑い

庭木も管理が大変で鬱陶しい、という声はありますが

防風、防塵、防熱、防火、防犯、防音・・・等

ひっそりとですが、庭木は暮らしを守る役割を担ってくれている事も
個人的に伝えていくべき事だと思っています笑い

伐採ばっかりじゃ、僕らの仕事もいずれ無くなりますしね!笑

恒例行事ではありますが、
今年も早い梅雨明けを祈ります!!


2021.06.04

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