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データでみる 梅雨のあれこれ2021.06.04

データでみる 梅雨のあれこれ こんにちは!グリーンメイトです!ここ北部九州は異例の早さで梅雨入りしています。本来新緑が映え、気候も穏やかな5月もなんだかジメジメとすっきりしないまま過ぎていきましたお客様のお庭を手入れさせていただく我々にとって、この梅雨場は仕事が捗らない、本当に頭が痛くなる時期ですそんな中、気象庁のHP で梅雨に関する統計を見つけたのでご紹介したいと思います。今年九州北部の梅雨入りは5/15日でした平年は6/4頃ですので、20日程早い梅雨入りで1951年(70年前)からの 統計以降2番目に早い梅雨入りですちなみに過去1番早い梅雨入りは 1954年の 5/13日 ですこの年は梅雨明けも8/1とかなり長い梅雨で梅雨時期の降水量も過去3番目に多いものでしたまた、もっとも雨量の多かった年は以外にも昨年2020年で 平年の2倍近い雨量を記録しています。ここ10年の雨量でいうと30年平均の108%と多雨の傾向もでてきていますねさらに近年特徴的なのが、短時間にまとまって降る雨です別の指標ではありますが1970年からの統計で1時間の降水量のランキング(北九州)のTOP10のうち実に1、2、4、5、7、9位と7項目はいずれも2000年台に入ってから記録されています1位は2013年7月3日に73㎜という猛烈なものでした!この瞬間、私は屋外にいたのですがドーッ!ともゴーッ!ともつかない轟音と共に『空が落ちてきた』と思うほどで傘をさしてもヘソまで濡れたのを鮮明に覚えていますこのタイプの雨は川辺の鉄砲水や土砂災害を引き起こしやすく近年の災害増加の要因でもあります。造園屋っぽい事を書くと戦後大量に植えられた『杉』 は加工面から建材としては優秀ですが根がとても浅く、保地効果が弱い為、地滑りが起こりやすいです。土砂災害の場面で見られるのはほとんどこの杉林だったりしま反対に、世界遺産にも登録された白神山地等、日本の原生林に見られる橅(ブナ)などは、巨大化し水分量も多い為、加工は難しいですが繁茂しやすく根も広がる為、保地効果がとても高かったりします人の都合で、使い道が『無い木』 ➡ 『橅』 という漢字になったいう説もあり、多くが伐採の対象となった木ですが、実は自然の驚異から人を守ってくれていたりもするのです庭木も管理が大変で鬱陶しい、という声はありますが防風、防塵、防熱、防火、防犯、防音・・・等ひっそりとですが、庭木は暮らしを守る役割を担ってくれている事も個人的に伝えていくべき事だと思っています伐採ばっかりじゃ、僕らの仕事もいずれ無くなりますしね!笑恒例行事ではありますが、今年も早い梅雨明けを祈ります!!

ニュースレター 2021春号 発行2021.05.17

ニュースレター 2021春号 発行 この度 恒例のニュースレター(グリーンメイト通信)を、いつものようにグリーンメイトをご利用いただきましたお客様にお送りいたしました!今回は季節外れの『霧氷』のお話し、『母の日』のお話し、新メンバー紹介の記事、そしてこの時期 深刻な『害虫駆除』の情報などになっています。

花見頃2021.04.13

花見頃 こんにちは。最近は日中も暖かくなりましたね外に出れば、ぴかぴかのランドセルやおろしたての新しいスーツ姿が走る光景も見られ新生活の始まりを感じる頃でもあります当社もこの春、新しいメンバーが加わり新社会人としてのスタートを切りました。今後の成長に期待です!さて、この季節の話題と言えば『桜』ですね今年は晴天に恵まれ例年の花散らしの雨も、満開前に1度だったことから長く花姿を楽しめましたねコロナ規制もあり、例年のように宴席が設けられる事は減ったようですが今回は満月とも重なったので花見・月見が同時にできたりもしました。雪月花や花鳥風月など自然の美を感じやすい、この季節ならではの醍醐味ですが人が集まらない分、桜も頑張って長く咲いていたのかもしれません。花が散り、虫がつき、葉が落ち、そして剪定が難しいとても手のかかる桜ですがこの2週間の花姿でそんな苦労も帳消しになる思いです

暮れなずむ「春分」~ 春彼岸 2021.03.19

暮れなずむ「春分」~ 春彼岸 前回の「土用の日」の話に引き続き、季節の変わり目の話です。明日3月20日は今年の「春分の日」です。日いちにちと寒さも和らぎ、仕事終わりに 「日が長くなったなあ…」と話すようになってきました。この「春分の日」を境に昼と夜の長さが逆転するのを実感する今日この頃です。ちなみに有名な卒業ソングにある「暮れなずむ」のは「春の空」…この時期の夕暮れが暮れそうで暮れない様子を表す言葉です。「春分の日」は春のお彼岸の中日です。(この前後3日間を合わせた7日間を「春彼岸」と言います。)この春彼岸のお供え物の定番と言えば「ぼたもち」ですね。漢字で「牡丹餅」と書く通り、春の花として親しまれる「牡丹」に見立てて名付けられたと言われます。これに対して秋は「萩」の花に由来する「おはぎ」をお供えします。どちらも蒸すか炊いたお米を潰して丸めて、あんこで覆ったもので、地域で色々あるとはいえほぼ同じものです。 …と言う事で予想通り 夏や冬に作るとまた別名になるそうです。その昔、この赤い小豆が「魔除け」になると考えられて、これをお墓やお仏壇にお供えして、悪いものが寄り付かないようにお祈りしていたそうです。 …と言うようなものなんですが、地域によっては恐ろしい別名があるそうで…ご飯を潰す際に、粒が残る状態で作るものを「半殺し」(怖!)すべて滑らかに潰した状態のものを「皆殺し」(怖!!) …と呼んでいるそうです「魔除け」になるんだかならないんだか…

季節の変わり目 土用の話2021.02.25

今年の寒波はすごかったですね 私の家の周りは田んぼが多いのですが 1月の大寒波で一面の雪景色となりました 立春を過ぎ、暦の上では春ですが 日中の気温が1桁前半なんて日もまだまだ 下旬からは少しずつ暖かい日も増え 梅の花もちらほら咲き始めました。 ようやく春に季節が変っているのが実感できます   さて今回はこの季節の変わり目のお話を紹介します。 日本に『土用(どよう)』という期間があるのは ご存知の方も多いと思いますが、これが季節の変わり目を指します。 土用の丑(うし)の日にウナギを食べる! という習慣から なんとなーく 夏場のイメージを持ちがちですが 具体的には立春・立夏・立秋・立冬と 暦上の季節が変わる 約18日前からが土用の期間にあたり、年4回もあるのです  ちなみに立秋(2021年は8/7日頃)前の土用を 暑中といい、いわゆる暑中見舞いはこの期間に出したりしますね。 土用には面白い通説があり この期間は土の神様が土地を支配するため、 土に触る仕事は『障る』にかけて行わない事がよいとされます 今でも、人によってはこの期間 家の基礎工事や土工事、植樹や花壇の植替え、畑仕事なんかを避ける事があります また違う一説では 季節の変わり目で、体調を壊しやすいので外仕事は控えよう という面もあるみたいです さらに考えてみれば、 梅雨や台風、霜や大雪等が起こりやすい時期な気もします   正直何がルーツで正解かは分かりません ですが自然や四季の中で生きていることを理解し 尊重するという感性は『日本の美意識』でもあり素敵なものですし 庭仕事に関わる上でも大切にしていきたいと思います。 ※土用の間、働かないというわけではありませんよ!笑 土用も明け、暖かくなってきましたので 柑橘類の剪定はそろそろ時期を迎えております。 庭木のお悩みご相談は 是非グリーンメイトまで。

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